追悼:Pennyさん & Gayさん
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2025年12月
折り紙を始めて、25年以上たちます。
折り紙のおかげで、英国、オランダ、ハンガリー、ポーランド、ドイツ、 インド、スリランカなどに招待され、外国に行くことができました。 そこで、実際にたくさんの方とお会いして、世界中に折り紙を通してお友達ができました。
出会いがあれば、別れもあります。
今年は、とても親しくしていたおりがみの大切なお友達を二人見送りました。
Penny Groom さんと Gay Merrill Grossさんです。
Penny Groom Gay Merrill Gross
 
Penny Groomさん
一人は長年に渡り英国折紙協会の秘書をされていた、Penny Groomさん。
とても聡明で親切な方で、私にとって大切な方でした。
伝承の兜からできた ひよこ を創作した時は、英国の地方紙に紹介してくださいました。
その時の記事がこちらです。

2009年4月6日


2009年4月発行のイギリスの地方新聞 NEW COUNTESTHORPE THE HERALD にペニーグルームによって、青柳祥子考案のひよこが紹介されました。
表紙をクリックすると記事が出てきます。
おりがみ用紙がなくても、黄色のラッピングペーパーを正方形に切れば折れるので、イースター前に自分でイースターのひよこを作って楽しめますね。

ペニーはブリティッシュ折紙協会の秘書業務も担当しており、最近折り紙の本も出しました。この地方新聞の記事も長年担当しています。2002年から2008年に掲載された簡単な折り紙が1冊になっています。
本の題名は Simple Origami as featured in the Countesthorpe the Herald 2002-2008 で、ブリティッシュ折紙協会発行です。

簡単に折れて、見栄えのよいモデルばかりです。初心者や、プレゼントに喜ばれることでしょう。
欲しい方はこちらで購入できます。 www.britishorigami.info
 
2015年に Teddy Bear を創作した時も、これはヒットするので、すぐBOS Magazineに投稿するよう言われました。
その時の記事がこちらです。

2016年2月22日


青柳祥子考案の "テディベアー" が British Origami Society の296号に紹介されました。
複合おりがみですが糊づけなしで、差し込んで完成できます。
お気に入りの作品です。

 
2023年に英国にゲストに呼ばれたときは、Pennyさんの体調が良くないので コンベンションに参加できないということで事前にzoomで予行練習をやっていただいたり、私が緊張しないように、楽しむようにアドバイスを していただきました。
本当にお世話になりました。
Pennyさんのご家族ともメールで交流させていただきました。
 
Gay Merrill Gross さん
もう一人はOUSAのGay Merrill Gross さんです。
シドニーにいるときにGayさんのおりがみの本と出会いました。
New Ideas for Paperfolding Origami です。
 
 
当時、奴さんや風船など子供が遊ぶ伝承折り紙しか知らなかった私は、 こんなおしゃれな折り紙の本が世の中にあるのだろうかと思うほどの 衝撃を受けました。
私がおりがみに魅了されたのは、Gayさんのおかげです。

それから、Conference of Origami in Education and Therapy で発表された Using Origami in the classroom は、教室でのおりがみの多様な用途に ついて、簡潔でありながら幅広い視点から説明されています。私にとってバイブルのような本です。 いつかGayさんにお会いしたいと思っていましたが、その夢はかないませんでした。 でも毎月メールのやりとりをして折り紙の情報交換をさせていただきました。
どんな小さな質問でも快く丁寧にわかるまで説明されました。 Gayさんは、日本語にも興味があり、よく日本の文化の質問をされました。 例えば、「どうして三方は、さんぼうというのか?」など
私の誕生日には 必ずきれいに折った折り紙付きのカードをくださいました。
どんな時に作品ができるか質問したら、"Necessity is the mother of invention." 必要は発明の母 - という答えが返ってきました。
 

Gay (左) Linda Bogan(右)
写真提供 Tricia Tait



おわりに

Pennyさん、Gayさん・・・お二人ともご病気で天国に行かれましたが、私にとって素敵なお姉さまであり、 大切なおりがみの仲間でした。いままで本当にありがとうございました。
折り紙をしていなかったらこれらの出会いもありませんでした。
May their spirit rest in peace!
 
 
© Shoko Aoyagi